多忙なあなににお勧め、一泊二日で悠々と

■飛行機で行く旅も乙なもの

こんなことを考えてみました。
近場の温泉に行くには少なくとも2時間は掛かる。平均は3時間を有するなら、飛行機で行く温泉は意外と便利なものかと。
九州・北海道・中四国・裏日本各地と温泉の宝庫の地に1時間30分程度で空港に着ける。
そこからローカル線の旅も良し、車かバスで景勝地を通過しながら憧れの旅館に向かうのも楽しみではある。
長崎空港から1時間以内で行く嬉野温泉にも著名な旅館があり、日本三大美肌の湯になっていて、
ぬめりのある湯はナトリウムを多く含んでいるため皮脂や分泌物を乳化して洗い流して肌をすべすべにしてくれる。
大分空港からは日本一の湯量を誇る別府温泉に街並みに風情のある湯布院が便利であり、
ちょっと足を延ばせば今旬の黒川温泉に久住高原もあります。
北海道では札幌から一番近い定山渓温泉は、四季折々の美しい渓谷美が魅力的で、
函館空港近くには10分の距離に湯の川温泉街に入れる。
飛行機が便利な四国の香川県にはこんぴら温泉郷があって、地元ならではの讃岐うどんをいただくのもいい、
高知県の土佐山温泉にも風変わりなオーベルジュもあるようです。

■近場にも見逃していた温泉

埼玉県の奥、12月の夜祭で有名な秩父に渓谷が素晴らしい長瀞には渓谷を望む露天風呂の旅館がひっそりと佇んでいる。
隣の美やま温泉では荒川の激流を下るラフティングのプログラムを提供している旅館もあります。
都心から約1時間30分の至便さは1泊旅行には大変うれしい限りとなる。
千葉県の東の銚子。ご来光が正面に見渡せる客室があり、
地元にあがる鮮魚はお造りから煮付けなど小旅行にはぴったりの組み合わせとなりますね。
勝浦の港近くに宿泊すると必ず訪れるあの有名な朝市は、朝7時から約80軒のお店が立ち並ぶ。
鮮魚に千葉県産の旬な野菜ほか干物ほか「朝ちょっと早起きして、朝の匂いを探してみませんか」と
観光案内から引用してみたが、港町への旅の誘いも感じるところです。
やはりこの辺りへは夏の時期に解禁になる天然活きあわびが絶品で、
活きさざえに伊勢海老と高級食材を堪能することの出来る房総の旅館に伺うのも乙なものでしょう。
神奈川県代表はなんと言っても箱根です。新宿からロマンスカーに乗車すれば優雅なゆったりとした旅の始まり。
近くて交通費の安い分旅館は少し高めでも良しとしたい。
湯元にも満足いく施設も多いのですが、塔ノ沢から強羅にかけてと、早雲山周辺にも新規施設が立ち並ぶ。
このエリアの高級旅館ではどうやら伊豆方面から板前さんが流れているようで、
上品で美味な会席料理を提供してくれています。
お帰りにはロマンスカーでウイスキーを一杯。新宿での別れはお名残惜しいものですが。