旅館・温泉宿の魅力を最大限引き出す利用法

■非日常を噛みしめる。

早めのチェックインをし、仲居(お部屋係り)さんとたわいのない会話を交わす。
ご当地の昨今を冗談交じりに話し、地元の情報をきっちりと聞き出しておく。
翌日の思い出に残る、また人にひけらかしたい行動に役立てるために。
その後は当然ひと風呂浴びて、お部屋で極上のビールを頼み至福の時を刻む。
決して呑みすぎては会席料理が楽しめないので厳禁ですが、地元の蔵元の純米酒を軽く一杯やって、
うたた寝でもしましょうか?
日ごろは夜遅くに食事している習慣と違って、早め六時ころに食事を始めたい。
非日常を噛みしめるにはゆったりと2時間は掛けて食するわけである。それも一杯の吟醸酒を添えて。
毎日多分二十分程度で済ませている方々には食材の深い味わいとか、食事の楽しみとかを感じることだろう。
夕食後には近隣をお散歩と粋な行動を取ってみては如何でしょうか?
おいしいものをいただいて外に出て夜空を見上げて深呼吸をしてみる。
夜のしじまに「人生もまんざら捨てたもんじゃないと」下駄の音を耳にしながらカランコロンとまた風情を増してくれる。
お部屋に戻り、お連れの方としみじみ話をTVを見ながら交わす。

■脱日常感はこんなところに!
  
ホテル業か旅館業か線引き出来かねるタイプの施設が現れ始めた。
エントランスは旅館だが客室はベッドルームだったり、入口はホテルなのにお部屋は和室があったりで、
このタイプに多いのが流行の露天風呂付客室は一度は体験しておきたい。
滞在中いつでも気のむくままにお風呂が入れる。
それも露天なら表の表情(早朝・深夜・たそがれ時)がいろいろと変化して味わえるのは嬉しい限り。
ここ数年の動きではあるが、宿側から「お客さまは何か召し上がれないものはございますか」と
ゲストの食事の嗜好を尋ねる機会が増えてきました。どんどんとリクエストを上げてみては如何ですか?
例えば煮付けかてんぷらは今回勘弁したいなと思ったら、それをお造りの内容を豪華にしてもらうとか。
調理長(板長)にお任せにと仲居さんから伝えてもらうと、気分良く引き受けてくれることもあるし、
地元の方しか食さない珍味とか名物料理をいただけるかもしれません。
エステも自慢な施設も増えてきました。カップルで出来るお部屋では当然メンズエステも体験したいところですネ!
フェイシャル程度でもお付き合いは必要ですし、男性のエチケットとしてもたまにはいいんじゃないでしょうか?
必須なのはお休み前にバーへ行って一日の仕上げをしたい。
その日の気分によって、シャンパンなのかモルトウイスキーか、バーボンなのか、
それともお連れの方に合わせてカクテルも良し、アルマニャックなのかもしれません。
おつまみを少々と共に大人を気取って寛いだ時間を過ごしてはどうですか?